八代高校・八代中学では、これからの社会に必要なグローバルマインドを育むため、生徒の自己研鑽活動と社会貢献活動の支援に力を入れています。生徒の主体的な活動を『アクションプログラム』として位置づけ、今後プログラムの充実を図ります。
(1)目的
日本の高校生がチームを編成し、韓国、シンガポール、フィリピンのうち2か国の高校生チームとパートナーを組み、協働で旅行プランを立案、英語でプレゼンテーションを行います。報告書なども全て英語で作成しなけらばなりません。主催者からの連絡も英語で行われます。1月に予選会が実施され、上位チームは東京で行われる決勝戦に進出することができます。
平成29年1月22日(日)TTBiz(Travel and Tourism Business Program)2016 Semi-Final(予選会)が実施され、本校1年生女子4名から編成したチームが見事、予選会上位2チームに入り、3月12日(日)東京で開催される審査会決勝に進出することが決定しました。昨年度に続き2年連続の快挙です。本校生徒4名は、7月から活動を開始し、シンガポールとフィリピンの高校生たちと電子メールやWeb会議システムを活用しながら、旅行プランを作成してきました。最初は、お互いに何を伝えたいのか全くわからないような状態からスタートしましたが、今回一定の成果を残すことができました。審査会決勝での活躍が期待されています。
ソーシャルビジネスとは、子育てや介護・福祉、地域活性化、環境保護などの様々な社会的課題の解決に向けて、住民やNPO法人、企業などがビジネスの手法を用いて取り組む事業のことです。今回の企画コンテストでは、高校生からソーシャルビジネスのアイデアを募集し、一次アイデア予選通過後はエヌエヌ生命保険株式会社のメンター社員によるアドバイスや指導を受けながら、本格的なソーシャルビジネスプランを構築。最終的には国内大会、そして国際大会が実施される企画コンテストです。
一次予選には全国各地から160チームの一次アイデア提出があり、2次予選に進出する20チームが選考されました。1次選考の結果、本校からエントリーした5チームのうち、高校2年生の1チーム、1年生の2チーム、計3チームが予選を見事突破しました。そして、今回、全国20チームの中から更に7チームが選出される二次選考が行われ、見事本校1年生女子2名からなる1チームが、国内大会(7チーム招待)への進出を決めました。このチームは、2月5日(日)東京で行われる最終国内大会に参加することになります。そして、国内大会で優勝した場合は、国際大会進出となります。審査会決勝での活躍が期待されています。
このコンテストは、パートナーであるシンガポールの高校生と、SkypeやFacebookチャットなどオンラインツールを駆使して協働してビジネスモデルを立案するコンテストです。「ベトナム、タイ、ブータン」の中から一か国を選び、その国の社会問題をひとつ挙げて、その解決に寄与するビジネスモデルを立案するという企画になります。参加チームには、サポート社員が割り振られ、生徒はサポート社員に対してビジネスプランを提示する活動を繰り返します。最終的には、英語によるパワーポイントファイルを作成し、コンテストに挑みます。上位7チームがフェデックス幕張オフィスでのプレゼンテーションに挑みます。
本校2年生女子2名からなる1チームが参加し、コンセプトペーパー作成に挑戦します。
昨年度本校が全国優勝を果たした、ヤマト運輸経営セミナーに本年度も参加します。本年度は、高校2年生5名で臨み、1月28日に西日本大会が大阪市にて行われます。ヤマト運輸経営セミナーは、あらかじめ提示されたテーマに基づき、ヤマト運輸の方々からアドバイスを得ながら、チームでビジネスプランを立案し、プレゼンテーションを行います。本年度は「フルデジタル化」をテーマに、生徒たちの高校生ならではの視点でオリジナリティ溢れる企画を鋭意制作中です。
平成29年1月28日(土)ヤマト運輸経営セミナーが実施され、本校からは2年生女子5名によるチームで出場しました。見事、上位4チームに入り、2月25日(土)東京で開催される全国大会に進出することが決定しました。昨年に続き、2年連続の全国大会出場となります。
今回11回目となる「エコノミクス甲子園」は、金融・経済をテーマにした高校生クイズイベントで、出題される問題は単純な金融経済の知識だけでなく、新聞やニュースを元にした時事問題や、お金に関するトリビア、より生活に根差した家庭科など幅広く「お金」に関する知識が問われます。都道府県レベルで行われる地方予選、その優勝者が集う全国大会が実施されます。
本校からは高校2年生1チームが参加しました。結果は、熊本大会で見事優勝。全国大会の出場権を得ました。各地方大会の優勝チームが集う全国大会(東京)に参加することになります。全国大会でも旋風を巻き起こしてくれるものと期待しています。優勝者にはニューヨーク旅行が待っています。
平成29年1月28日(土)、第1回熊本県高等学校英語スキットコンテストが九州ルーテル学院大学で開催されました。本校からは1年生チームと2年生チームの2チームが出場しました。県内の公立、私立高校から合計41チームが出場し予選を行った、2チームともトップ10入りを果たし決勝戦へと進むことができました。さらに1年生チームは3位入賞を果たしてくれました。出場した生徒達の頑張る姿には感動させられました。他の八高生にとっても良い刺激となること間違いないでしょう!
この事業は、熊本県青少年大使として、台湾を訪問する事業です。平成28年8月5日(金)~9日(火)にかけて、台湾の高雄市の青少年たちとの交流会や現地でのホームステイなどに参加します。小中学生5人と高校生リーダー1人で1班が編成され、各種プログラムに参加します。熊本県で5人が選出されました。
この派遣は世界のスカウト仲間との相互理解、国際親善を目的とするものです。平成28年7月29日(金)~8月9日(火)にかけて現地の青少年との交流会やホームステイ、文化遺産視察に参加しました。日本と韓国の懸け橋となるリーダーとして活躍しました。
(3)主なアクションプログラムの事例及び実績(平成27年度)
JA(公益社団法人ジュニアアチーブメントジャパン)プログラム
[活動概要]
八代高校の生徒(1年生4名)とフィリピンとシンガポールの高校生が一緒にチームを組んで観光資源を開発し、旅行プランを作成する。プランと報告書は英語で作成し、プレゼンテーションも英語で行う。全国12チームが参加しプランを競う。旅行という身近な題材を通じて、日本の高校生が海外の生徒と一緒に日本の良さを再発見し、それを海外に発信する力をつけることを目的とする。
[身に付く力]
平成27年7月の書類審査に通過した1年生4名がフィリピン、シンガポールの高校生とチームを組み、約半年間かけて旅行ビジネスプランを作り上げました。平成28年1月24日(日)福岡にて審査会予選が行われ、英語でのプレゼンテーションと質疑応答に取り組み、見事決勝進出が決まりました。決勝大会は3月に東京で行われ、全国4チームがビジネスプランを競います。
[活動概要]
ヤマト運輸のメンター社員からアドバイスを得ながら、あらかじめ提示されたテーマ(今年は「新たな地域・生活支援」)に基づき、チームでビジネスプランを立案しプレゼンテーションを行うプログラム。高校生が将来社会の一員として働く上で大切となる能力を育むことを目的とする。海外1校を含む20校が参加し、本校からは5名が参加。
[身に付く力]
1月30日(土)にジュニア・アチーブメント日本主催「第10回ヤマト運輸高校生経営セミナー」の西日本地区予選が、ヤマト運輸関西支社で行われました。今年のテーマ「新たな地域・生活支援の企画立案」に基づき、チームでビジネスプランを立案し、プレゼンテーションを行いました。西日本地区予選には8校が出場し、審査の結果、本校1年生のチームが上位4校の中に選ばれ、2月13日(土)東京本社で行われる最終選考会への出場が決まりました。
2月13日(土)に東京のヤマト運輸本社で開催された公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本主催「第10回ヤマト運輸高校生経営セミナー最終発表会」(全国大会)において、本校1年生5名(橋本、宮﨑、垣田、松村、内野)の「チームHACHIKO」が、見事優勝しました。最終発表会には東日本・西日本の各地区予選を通過した9チームにシンガポール代表を加えた計10チームが出場し、「新たな地域生活支援の企画立案」をテーマとしたプレゼンテーションで競い合いました。本校生は大型クルーズ船の観光客を対象とした「クルーズ宅急便」を提案し、その実現性と将来性がヤマト運輸社長をはじめとする審査員の方々から高い評価を受けました。
平成28年1月30日(土)、熊本国際交流会館にて韓国中高生との交流会を開催しました。JRC部の企画により、和菓子の紹介や熊本市内観光で熊本と日本の文化をアピールしました。
<日程>
8:45 自己紹介(韓国人と部員が合同でグループになって行う)
9;10 日本のお菓子クイズ(煎餅など伝統的なお菓子から、若者に人気のスナック菓子まで)
9:30 豆まき体験(節分の紹介)
9:40 DRAWING PICTURE GAME
10:00 熊本市内を観光(街を散策・熊本城の観光)
12:00 昼食(大文字)
14:30 熊本大学での組さ祭に参加(熊本大学に在学中の留学生によるお祭で、民族舞踊や歌の発表)
16:30 解散
[生徒の感想]韓国の生徒たちは日本語がほとんど分からなかったので、英語でコミュニケーションをとった。英語というものが、世界の共通語であり、様々な国の人々をつなぐ言語であることを再確認するとともに、これから日本や私たち自身がグローバル化していくにあたって、英語がいかに重要であるかということを気付くことができた。また、日本のことを紹介しているうちに日本や熊本の良さを改めて感じ、もっと多くの人と交流して、日本について知ってほしいと思った。午後からの熊本大学での留学生による組さ祭では、本当にたくさんの国籍の方々にお会いし、踊りや歌の発表をみて、感動した。しかしその発表を見ていた他の国籍の人が、大きな拍手をしている姿を見て、他国の文化を共有したり、尊重したりしている姿がとても心に残った。
平成27年4月から10月までの期間におよそ延べ800人の生徒たちが主体的な活動を実践しています。ファイルをクリックして頂くと本校生の活動状況をまとめたものをご覧頂けます。
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