8月23日(水)~25日(金)の3日間、静岡において全国高P連研究大会が開催されました。
1日目はレセプションが行われ、熊本県連団で懇親を深め、各単Pの事情や様子をたくさん話してきました。
2日目は、午前中には全体会が小笠山総合運動公園エコパにて行われました。参加者9384名による「有徳の人づくり」の開始です。
総合開会式では、林芳正文部科学大臣より、「すべての子供達のために」の思いからPTA活動をお願いしたいと、ご挨拶がありました。
基調講演では、小和田哲男静岡大学名誉教授による「戦国武将に学ぶ子育てと人づくり」と題し、戦国時代の勝ち組がどう子育てをしていたのか、どう人づくりをしていたのかを時代背景を交えて話されました。我が子にも家来にも、成功した例でも失敗した例でも、適材適所の教えを書き残し「しっかり伝えていた」。そして、「才能をうまく見出していた」。とのことでした。
子どもの才能をどう掘り起こすのか(見出す・ほめる)が大切である。生まれもった才能を「人づくり」に活かせるように、親や周りの人たちが導いてあげましょう。
午後は各会場に分かれて、分科会でした。
私たちは、特別第一分科会に参加し、「有徳の人」を育てる防災・減災教育の推進~防災・減災能力の醸成~を学んできました。今年度より熊本県立高等学校は熊本県教育委員会より「防災型コミュニティスクール」に取り組みだしました。少しでも活かせるようにお勉強してきました。東日本大震災、熊本地震等、未曾有の災害教訓を踏まえた実践的な防災教育の推進を図ることを目的とし、岩田孝仁静岡大学防災総合センター長教授に基調講演をしてもらい、学校教育のみならず、家庭や地域社会における防災態勢・体制の充実、地域防災訓練への参加・活動の定着化を図ることが大切だ。とのことです。
視点1:国難に対処する地域の防災力・・・国や自治体、関係機関、企業、国民それぞれが持てる防災力を最大限に高めておく必要がある。
視点2:「減災」の目指すところは、災害を引き起こさない・拡大させない「防災社会」・・・目指すは被害「ゼロ」、防災の原点に返ること。
どれだけ「他人事を自分事と考えるのか」、「子供達が自分で考えて行動できるのか」、「想像力の欠如」が被害を拡大し、想定外の罠を生んでしまいます。常に防災について考えておく必要があるとのこと。みなさんも地域での防災訓練や学校での防災活動等には積極的に参加して、防災意識を高め、子どもにも積極的に参加させて、他人事を自分事のように考えるように教えてあげてください。みんなで防災について想像力を高めていきましょう。
パネルディスカッションでは、高校生・先生・地域自治会長を交えて、それぞれの立場で防災に関する取り組みを述べられ、私達八高・八代中でどう活かせるか、地域の方との共同防災訓練や高校生の防災意識の高め方のヒントをたくさんいただきました。参加した4人で今後の運営について終了後議論を交わし、2学期以降に実施できるよう話し合いを重ねていきます。ご協力要請や参加依頼等お願いした際は、みなさんご協力よろしくお願いします。
最終日は、午前中のみで、浜松出身の俳優、筧利夫氏による記念講演「これがオレの生きザマだ!」でした。司会者との掛け合いトークだったので、筧利夫さんの話というのもではありませんでしたが、「人づくり」に対する考え方や態度等を「筧利夫さんの生きザマ」から学ばせていただきました。「やりたいことはやる。やりたいことをやり残したらダメ!」「将来(人生)の設定(カーナビのように)をきちんとしよう。」「将来設定のイメージを作る。」とのことでした。
最後に一言「子供達はみんな、何かを考えているはず、親子関係を築くために、絶対にlineは盗み見ないでくださいね。」とのことでしたよ。
終了後は閉会行事で、次年度開催の佐賀県に高P連大会旗の伝達式がありました。