高1、高2探究で「環境探究プロジェクト」に取り組む生徒たちが、八代の“水”をテーマに「生物」「環境」「防災」について学ぶ「青少年水サミット2021in八代」に参加しました。
生徒たちは3つのセッションに分かれて、大学の先生や行政の方、企業の方といった発表者のプレゼンを聴きました。
1つプレゼンが終わるごとに、発表者やファシリテーターの方々と意見交換をします。生徒たちが質問や感想を述べると、先生方は熱心にお答えくださっていました。その中からまた新たなやり取りが始まり、どのセッションも学び多き時間となっていました。
Session1「干潟と生きもの」
生徒の感想
「改めて熊本の干潟はとても貴重なもので、守っていかなければならないなと思いました。そのためには多くの方の、国際的な協力が必要だと言うことで、知ってもらう機会がもっと増えたり、興味を持ってもらう人が多くなったりすればいいなと思いました。」
「八代海や球磨川に生育する生物の保全は、一人では何もできないのですが、一人一人が力を合わせ、協力することで、解決につながるのではないかと考えました。」
Session2「自然回復」
生徒の感想
「増えすぎた竹を粉にして食べるということが実現できたように、世界で問題になっているマイクロプラスチックや私たちの暮らしに影響を与える不法投棄のごみも、燃料など別の使い道ができたら改善できるだろうし、特にマイクロプラスチック等はいずれ魚の量を超えてしまうといわれるほど増えているので、有効活用できたらかなり世界にいい影響を与えることになると思いました。
だからといって捨てても大丈夫というわけではなくて、やっぱり分別してきちんとゴミ箱に捨てたりすることや、3Rを意識してゴミ自体を減らすことが重要だと思います。」
「壊すのは簡単、直すのは難しい。意識せずに壊すことも多い。意識せずに直せることは少ない。」
Session3「八代の土木治水の歴史と災害対応」
生徒の感想
「日本だけでなく海外の事例についても知ることができたので楽しかったです。昔の日本で行われていた防災についてももっと知りたいと思いました。土地の歴史についてもたくさん知りたいと思いました。」
サミットに参加したことで、環境保全に対する意識がより一層高まったようでした。