本校の「探究(総合的な探究の時間)では、「国際社会の多様性を理解する人権感覚を身に付け、他者とのコミュニケーションを円滑に維持しながら、協働的、発展的に物事を遂行することができるようになる」ことを目標に年間計画に基づいて様々な取り組みを行っています。高校1年「探究」の取組みを紹介します。
今回は、6/18(金)の探究「課題発見ライブラリー(選択講座)」についての実行委員の取り組みを紹介します。
6/18の探究は、SDGsの達成を目指して働いておられる地域の方々からのお話を聴き、地域の方々の本気に触れるプログラムでした。講座の際は、実行委員で講師の方々のご案内や司会進行などを行うため、実行委員の生徒たちは事前に紹介文を考えたり、名刺の交換の練習をしたりしました。
←事前打ち合わせの様子
当日講師の方がお見えになった後、早速名刺交換です。
名刺交換後、各会場へ講師の方をお連れし、司会や代表謝辞を行いました。
(講座の内容については、別トピック「高1探究【「課題発見ライブラリー(選択講座)」の様子】をご覧ください。)
講座修了後は、講師の方へお土産をお渡しして、玄関までお見送りをしました。
実行委員の生徒たちの感想です。
★実行委員をやってみたいと思ったきっかけは?
「自分がどこまでやれるか知りたかったから。」
「人前で話すことが好きだから。実行委員とか少し大変かもと思ったけれど、それ以上のやりがいがあると思ったから。」
「習い事をいくつかしている関係で、放課後や休日に集まってのボランティア等にあまり参加できないので、今回学校内で
司会などができると知って、やりたいと思ったから。」
「中学校からこういう活動に興味があるから。なにか協力してみたかったから。」
★印象に残ったことは?
「名刺交換をしたことや、講師の先生への謝辞を言ったこと。」
「役割を決めるときに、自分から進んで引き受ける人が多かったから、凄いなと感じた。」
「前半のやつしろぷれすの編集長さんの謝辞を講演中に一生懸命考えて発表したら、みんなから「すごいね~!」と褒められて、
実行委員をやってよかったなと思いました。
「謝辞を言うことになっていたので、講話を聞きながら自分が感じたことをそのまま伝えるということを努力しました。
緊張したけれど楽しかったです。」
「講師の方が優しく接してくださってとてもよかったです。」
「今まで何げなく受けていた講話は、裏ではこんなことをしていたのだということが印象に残った。」
★企画・運営を通して成長したと思うこと・自分の中で変化があったことは?
「責任を感じて取り組むことができた。」
「私は3人で企画運営をしましたが、一人は今回初めて話す人でした。でも3人で「ここ、どうする?」など話し合っていく上で、
1人ではできなくても何人かで行うことで緊張もほぐれ、安心して進めることができました。」
「即座に文を考えること。文も褒めてもらえて、自分の自信に繋がりました。文章を書くことが好きになりました。」
「名刺を渡すときの決まりや言葉遣いに気をつけました。みんなをまとめることの大変さが分かりました。」
「初対面の人と話すのがとても緊張したけれど、どう接すれば良いのかなど、先生にも教えてもらいながら活動できた。」
「しっかりと理解しながら聞こうとするだけで、深く内容を知れ、またもっと知りたいと思えるようになった!」
「以前から興味のあったJICAについて個人的な質問があり、それを司会をさせて頂いたことでお話することができた。」
★全体を通しての感想
「高校に来て初めての実行委員だったけれど、案外自分でも行えたし、友だちも増えたので今後もやりたいと思う。」
「緊張してなかなか上手くいかないことも多かったけれど、一緒にした仲間がサポートしてくれたので良かった。」
「実行委員をしないと分からない苦労と楽しさがあって、もう一度してみたいと思った。」
「打ち合わせがあったりして、当日もそれまでも忙しくて大変だった。普段から自治会などをこなしている人はすごいんだと
思った。でも活動は充実して、いいものだった。」
「打ち合わせも話の途中も、実行委員という肩書きがある自覚があったので、話を聞きながらたくさんの疑問も生まれたし、
そのことを新しい知識として自分の中で蓄えられたので良かったです。」
★これからさまざまな企画の実行委員になる人たちや後輩に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
「事前の確認や下準備が重要です!責任感をもって取り組むことができるので、必ず自分を成長させてくれる鍵になります!」
「生徒自治会で活躍したい人、前に出るのが好きな人は、ぜひやってほしい活動です。新しい人とも関われるので、良い時間に
なると思います。」
「分からないことは先生や友だちに聴いて、何事にも怖がらずチャレンジすればいいと思います。私も友だちに誘われて
実行委員になったけれど、意外と楽しいです。」
「企画の運営や準備は自分の時間が犠牲になるなどマイナス思考になりがちですが、何もしない人に比べたら得るものは大きい
と思うので、みんなのためにも自分のためにも自信を持って取り組んでほしいです。」
実行委員たちの活躍で、生徒たちは有意義な時間を過ごすことができたようです。
次回は「新書を読んで課題発見!」のプログラムです。