本校の「探究(総合的な探究の時間)では、「国際社会の多様性を理解する人権感覚を身に付け、他者とのコミュニケーションを円滑に維持しながら、協働的、発展的に物事を遂行することができるようになる」ことを目標に年間計画に基づいて様々な取り組みを行っています。高校2年「探究」の取組みを紹介します。
6月4日(金)6限、高校2年生では「探究活動の深化と未来の学び」と題して、熊本県立大学総合管理学部の小薗和剛先生にzoomを介したオンライン講話を行っていただきました。
講話ではまず「地域と連携したチャレンジをしよう」「地域のファンになろう」「多面的な視点で物事を捉えよう」というお話がありました。次に、課題へのアプローチとして「演繹的手法」と「帰納的手法」とがあることを学習し、それぞれの手法のメリットやデメリットを知りました。
また探究活動を進めていく際には、
活動前…問いや課題を丁寧に考える
活動中…立てた問いや課題を解決するにはどうすればいいかを考えながら検証する、社会に還元する視点を持つ
とより探究が深まるということも学びました。興味のある自分の得意分野を探究すると、それが自分の生きる道に繋がるということもわかりました。
生徒たちからは、
「私はまだ課題が明確でないので、将来自分が進みたい道と照らし合わせて経営・経済的なことに目を向けたいと考えた。」
「英語は得意でもあり好きでもあるので、英語をもとにしたプロジェクトをつくることができそうだなと感じました。」
「前回までにテーマ(仮)を考えたが、今回の講話を聞いてもっと自分が調べてみたいと思うようなものがあるのではないかと感じた。これからもいろいろなことに広い視点からものを見て、現代社会の問題について考えていきたいと思う。」
といった感想が挙がりました。
来週からはいよいよ探究テーマを絞り込んでいく作業に入る予定です。
また今回から、各クラスの探究係が探究の時間のさまざまなプログラムの企画や司会として活躍しています。
12名の探究係を中心に、高校2年生の探究を盛り上げていきます。