6月12日(金)、本日の高校1年生の「探究」は「新聞でSDGsⅢ~意見交流編~」。目標は「SDGsを意識して新聞記事を読み、さらに、他の人と意見を交流することによって、ものの見方・考え方を広げたり深めたりし、現代社会の抱える課題を明確に捉える機会とする。」です。
生徒たちは、休校期間中に家庭学習で「選んだ新聞記事を切り取ってワークシートに貼り、SDGsの視点で分析する」という活動に取り組みました。本日は、作成したワークシートを班で交換してコメントを書き合います。また、班の中で選ばれた代表者はクラスの皆の前で発表します。
どのクラスも熱心に取り組んでいました。あるクラスの代表者のワークシートとコメントです。
(1)選んだ記事
「カンボジア支援・タマネギ取れた~販売収益で学校建設を~」(熊本日日新聞 R2.5.23)
(2)記事の内容
①カンボジア支援のため、芦北町の小学生がタマネギ(サラダタマネギ…地域の特産品の1つ)を収穫。②町の国際交流協会を中心に取り組むカンボジアの学校建設。③現在までに5校が完成している。④町民の募金などが建設費に充てられる。⑤タマネギの販売収益も建設費にプラスされる。⑤他にも、町内にある小学校が行うリサイクルチャリティバザーによって集められたお金が毎年カンボジアに寄付されている。
(3)関連すると思うSDGs
1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに 4.質の高い教育をみんなに
(4)「誰一人取り残さない」ための3つの視点〔経済・環境・社会〕
経済(+:プラス):地産地消によって生み出されたお金を送ったり特産品を送ったりすることで、相手国(カンボジア)の経済が豊かになる。
社会(+:プラス):国際交流がよりよくなる。
(5)本人のコメント
自分の母校の小学校でカンボジアに学校を建設する取り組みの手伝いをしていて、小学校6年間カンボジアの歴史や現状について向き合ってきたが、今もそういう取り組みが続いていて良かったと思った。自分が在学していた時も、5校目が建ったりしたので、すごく良い経験だし、誇らしいなと思った。
(6)他の生徒からのコメント
・県内でこのような取り組みがされていてすごいと思いました。これからもこの支援の輪が広がるといいなと思います。
・私たちの身近なところでこういう取り組みがされていることを全然知らなかったし、驚きました。また、私たちの行動で助けることのできる人達がいるということが本当にいいなと思いました。
・初めてこのような取り組みがされているのを知って、もっとこのような取り組みを増やしていくことができたらと思いました。