11月15日(木)に本校会議室で学校保健委員会を開催しました。
<参加者>学校医(内科)林先生、(耳鼻科)春野先生、(眼科)有田先生、学校歯科医(高校)井上先生、(中学校)川上先生、学校薬剤師 松崎先生、PTA役員11人、本校職員12人、生徒3人(高校生1人・中学生2人)
今年は中高の保健委員が参加し、日頃の保健委員会の活動の様子や文化祭での食についての取組みについて発表をしました。
その後、定期健康診断結果から本校の健康課題について話し合いをしました。
学校医の先生方からの御助言やPTAの方々からの御質問を受け、充実した会となりました。
〇昼食のお弁当に着目し、栄養バランスのとれた食事を作ること食べることを考えて、より健康的なからだ作りをするためには。
〇生徒保健委員会活動をより活性化するためには。
<学校医より>
・整形外科医の立場から~将来にわたって食事の大切さを重視している。高齢者にも低栄養の人が多く寝たきりになってしまうこともある。中高生の頃から食事についてしっかりと考え、健康づくりをする大切さを身につけて欲しい。
・花粉症と食物アレルギーを併せ持つ人が多い。食物アレルギーについても詳しく調べ委員会活動の中に取り入れてはどうか。顎関節症の人が増えている。固いものを意識して食べること、成長を促す食生活を工夫していくこと。
・生徒保健委員会で実施している教室の二酸化炭素測定結果と二酸化硫黄やアレルギーの視点からも考えていくと、より充実した取組みができるのではないか。
・眼を守ることの大切さ~紫外線の蓄積が将来の白内障につながる。屋外のスポーツ時の紫外線対策や眼打撲を防ぐ工夫を学校でも考えていくべきである。
・身長の伸びは中学生から高校生の頃。カルシウム摂取とともに良質なタンパク質をとることの大切さを理解して、食生活の改善を。朝食の大切さと十分な睡眠をとることが成長期には重要。
・小中学校のフッ化物洗口が始まり5年目となる。う歯の罹患率が減ってきているのはその効果ではないか。未治療者の治療率向上の働きかけを。
<保護者より>
・お弁当箱に主食、主菜、副菜をバランスよく詰めると、容量が摂取カロリーと等しくなることがよくわかった。大きなお弁当を持たせてもなかなか食が細かったりして食べることは難しくもあるが、食の大切さを改めて考えるきっかけとなりました。
・早朝に起床し、食欲がわかず、朝食を食べることができないことがある。昼食を意識づけながら1日を通して栄養バランスを考えた食生活について取り組んでいきたい。
◎う歯の治療率 <中学生>46.5% <高校生>48.4%
う歯は放っておくとどんどん進んでいきます。早めの歯科受診を!!