「青年海外協力隊の任期を終え、ルワンダから帰国されたタケダさんの話を、どうしても聴きたい!」。そんな思いを持った1人の高校生が企画し、いろいろな人に協力していただいて実現した「出前授業」が、3月15日(木)の放課後、和やかな雰囲気の中、開催されました。
ポスターを見て集まったのは、高校2年生、高校1年生、そして、中学2年生。タケダさんには、「国際協力の道を選んだ理由」「海外で日本人が活動すること」など、タケダさん自身の経験を踏まえてお話していただきました。
知り合いの方から言われた言葉「大学時代のボランティアを想い出にしないでほしい」。社会人として働く中で気づいた「社会貢献は『〇〇だろう』という推測でやるものではない」。ルアンダで暮らす中で思った「『変』ではなく『違う』だけ」。そして、今思う「社会貢献とは『スタートライン』に立たせること」。話を聴いて、生徒たちは、世界と関わることの魅力を知りました。難しさも感じました。でも、「私もやってみたい」という熱い思いを抱きました。
「アフリカでボランティアになったら?」というワークショップもありました。もしルアンダで…「30円足りなくてバスに乗れないおじさんがいる。お金をあげる?あげない?」。「仲のよい近所の人が見るからに衛生状態の悪い料理を出してくれた。食べる?食べない?」。参加者全員で話し合いながら、答えが出ない問いに対して自分なりの答えを出していこうとすることの大切さを学びました。
企画した高校生は「私がどうしても聴きたかった話を、他の人とも一緒に聞けて、そしてみんなが喜んでくれて本当に嬉しかったです」と話していました。