平成28年度東京大学視察研修に参加しました。

2016.09.06

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8月1日(月)、2日(火)の2日間で、熊本県主催で「平成28年度東京大学視察研修」が行われ、本校から2年生1名、1年生2名の計3名が参加してきました。
東京大学工学系研究科総合機構の全面的な協力を得て行われたものです。1日目には講義を3本:「ハーバー・ボッシュ法を超えるアンモニア精製法」、「環境問題に対応すべきか順応すべきか」、「風力発電について」。その後夕食にて大学院生との交流会。2日目は理工系施設見学で、0.1ナノメートルまで見られる超高圧電子顕微鏡などを見学しました。参加した3名の諸君は、それぞれに感銘を受け、今後の学習に大いに活かしていこうと決意を新たにしたようです。
以下は3名の諸君の感想からの抜粋です。
(1年Fさん)
今回の研修で気付いたのは、様々な視点を持ち、視野を広げることの大切さです。「木の枝」しか見えていなかった私は、「根」まで少しは見えるようになりました。同じ世界も見方を変えるだけで、全く違うように見えると思います。私たちは2日目の研修で、超高圧電子顕微鏡を見学しました。それを通して見えるのは、自分の眼だけを通して見る世界とは全く違う世界でした。原子が整然と並ぶ世界は、小さな一つの宇宙のように感じて、そんなとてつもなく小さな中で起こる反応が人類の運命をも左右するなんて、すごいことだと思いました。この研修で、様々な世界の見方を知ることができました。物事を一つの面、一分野からしか見るのではなく、様々な道具と視点を持って、広く見渡し、かつ本質が見えるようになる。これが私の今後の目標、課題です。

(1年K君)
何より、この研修で私が最も良かったと思うのはこの東大での講義やこの研修での日程を多くの同級生、先輩たちと過ごせたということだ。飛行機やバスでの移動中、ホテルで寝る前といった場面で多くの質問をすることができた。苦手な分野をどうやれば上手く解くようになれるか、また、勉強に飽きたときにどのような気分転換をしているかといったことなど勉強の仕方や勉強に関しての考え方、また価値観など多くの疑問や自分の課題を解決することができた。

(2年R君)
自分には大きな課題が2つある。一つ目は、幅広く深い知識を身につけること。私は東大の教授のお話を聞く前までは教授は専門的な分野のことについてだけ知っている方々なのだと考えていた。しかし、すべての教授の講義に共通していたことは、様々な知識を持っておられたということだった。よって身の回りの多くのことに興味を持ち、興味を持ったことについて探求していこうと思った。このように自分で考えて学んだことは必ず役に立つだろう。具体的に自分の知識を増やすためには読書をしていきたいと思う。私の目標は週に2冊のジャンルを問わない本を読むことだ。二つ目の課題は、目標に向かって努力することだ。私はこの視察研修を終えて自分自身の将来について考えさせられた。東大で行われている研究・開発を目にして知を極めたいと強く思った。しかし簡単にそんなことはできない。実は私は東大視察研修が終わった2日後に、熊本市で行われた東大の教授による熊本での出張講義を受けさせていただいた。そこで、熊本出身の山崎俊彦教授の講義を受けて、その講義の中で山崎教授の高校時代についてのお話があった。それは山崎教授が高校3年生のときに1日10~12時間も勉強して結果的に肺に穴をあけてしまったというものだった。このお話はとても印象深かった。このように何かを成すためには、血のにじむような思いをしなければならないのだと覚悟した。今の私では到底何も成すことはできない。しかし、これからは、知を極めるという自分の目標を達成するために努力していこうと思う。

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