本校は明治２９年、熊本県尋常中学済々黌八代分黌として創立され、今年１２７年目を迎えました。創立以来３８，０００余名の卒業生を輩出し、文武両道で培われた校風により、闊達にして進取の気象を尚ぶ生徒の育成を図っています。平成２１年には県内初の併設型中高一貫教育校として熊本県立八代中学校を開校し、１４年目を迎えるなど、長い歴史と伝統に新たな歩みを加えています。
さて、現代社会は変化が激しく、予測困難な時代と言われています。このように予測困難で不確実性が高い時代には、変化に対応できる人材が求められます。そのためには何事にも主体性を持ち、熱意を持ち続け、柔軟に対応することが大切になってくるでしょう。八代高校・八代中学校の授業や特色ある教育活動をとおして、歴史と伝統に裏打ちされた不易の力を基盤に、新しいものに貪欲に挑む進取の気性により、グローバル社会を生き抜く人材の育成を図っていきます。
本県では令和４年３月にスクール・ミッションが策定されました。今年は、そのミッションのスタートの時期です。本校の教育活動をとおして、国際社会の多様性を理解する人権感覚を身に付け、他者とのコミュニケーションを円滑に維持しながら、協働的、発展的に物事を遂行する高い理想をもった自立したグローバル人材を育成します。
