7月16日と17日に1年生全員を対象にした学際的単元が行われました。
テーマは、「名刺を作ろう。自分らしさって何。」
名刺という「自己紹介のデザイン」に取り組みました。
初日は、名刺の役割を学習しました。
その後、フォントや色、配置がもたらす印象の違いについて考察。
「温かさを感じさせる色とは?」「信頼感を生むフォントとは?」など、自分の個性を表すために必要なデザイン要素について、実例をもとに深く学びました。
続いて、デザインブリーフ(目的や意図を言語化した設計書)の作成方法を学び、自らの名刺デザインのねらいを明確にしていきました。
言葉で意図を表すことに苦戦する生徒もいましたが、ルーブリックを参考にしながら、丁寧に取り組む様子が見られました。
2日目に実際の名刺作成に取り組みました。
「自分らしさをどう表すか」を意識して、配色、レイアウト、フォント選びなどにこだわった名刺を仕上げた後、グループでプレゼンテーションを行い、相互評価も実施しました。
発表では、それぞれが工夫したポイントや、デザインに込めた思いを伝え合い、仲間からのフィードバックを通して新たな視点を得る場となりました。
今回のIDUを通して、生徒たちは自己表現の力だけでなく、他者と協働する姿勢や多角的な視点も育んでいきました。
学んだ知識を現実世界の課題に結びつけるこのような学びが、今後の活動にもつながっていくことを期待しています!