12月19日(水)に3年生を対象に性教育講話を行いました。
熊本県看護協会の紹介で、福田病院助産師の片平起句さんに来ていただき、「いのちの大切さについて」のテーマでお話をしていただきました。
生命誕生について理解するとともに、妊娠・出産を通して生命を大切にする気持ちを育てること、また、男女がお互いを理解し、望ましい人間関係を築くことができるようになることを目的に実施しました。
助産師としての体験に基づいたお話や、母親から子どもへの気持ちがたっぷりつまったメッセージビデオに、涙がこぼれた生徒もみられ、命の大切さを再確認する貴重な機会となりました。
(生徒の感想より)
・保健の授業では聞けない現場の声を聴くことができた。「性」について考え直す機会となった。大人になって悩んだりするかもしれ ないけど真剣に向き合っていきたい。
・いままで当たり前に毎日を生きてきたが、15年間を生きてきたことは奇跡だと思った。将来結婚して子どもができたら、できる限りサポートし、とっても大切にしようと思った。
・両親がとても頑張っていたことがわかり感謝と尊敬の気持ちをもった。自分も両親以上に頑張って子どもに尽くしたい。自分を大切にしたい。
・私の父と母は大変な思いをして私をここまで育ててきた。今も十分お世話になっている。この世にこの時間に産んでくれてありがたい。私も育てる側になるかもしれない。そう考えただけで感動で胸がいっぱいになる。小さな命が成長し、今のクラスメイトやみなさんに会えたことを心から嬉しく思う。
・生まれたことが当たり前と考えたことはないが、行動はそれに値するのかを考えると、そうではない。受けている恩恵に感謝できていない。おなかの中で亡くなった赤ちゃんの話は衝撃的で体が硬直してしまった。性とは「心+生きる」命の源であると教えられ、これからも人の命、自分の命、生物の命を大切にし、立派な大人になりたいと思った。
・私は今、親とぶつかってしまうことがある。講演で、両親が生まれてきてくれてありがとうと言っているシーンで、私も『生んでくれてありがとう』と思った。
・「男女一緒にするものじゃない」と思っていたが、「これは男にも女にも大切な話だ」と思い直した。DVDで親になったら子供にこういう感情を持つんだと知り、少し反抗気味になっているので母に感謝を伝えようと思った。