「幸せになってほしい」生まれてきてくれた命への強いメッセージ(慈恵病院、看護師さんとの意見交換会)

2021.02.22

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2月12日(金)、慈恵病院の看護師である蓮田真琴さん、萩原きよみさんを講師としてお招きし、病院と学校をオンラインでつないだ意見交換会が開催されました。今回の意見交流会は、命の大切さ、そして、子どもたちが希望をもって生きていける安心な社会について学ぶために、本校JRC部が企画・運営したもので、当日は学年末考査終了直後にも関わらず、約80名の生徒が参加しました。お二人からは「こうのとりのゆりかご」の設立の背景や現状などについてお話していただき、その後、質疑応答を行いました。

『赤ちゃんを預けたお母さんたちは「自分には育てられないけれど、幸せになってほしい」という気持ちで、命を懸けて来てくれた。』という言葉からは、母子の幸せを願う慈恵病院の方々の強い思いを実感しました。また、物事に対して「気づき、考え、行動する」ことの大切さを学ぶことができました。

【参加生徒の感想より】

お二人のお話を聞かせていただき、私は「慈恵病院は母親と子どものどちらも幸せになれる場所」という言葉に感銘を受けました。正直に言うと、講演を聞く前の私は、預けられる子どもは可哀想だという印象をもっていました。しかし、「こうのとりのゆりかごだより」に載っていたお話などを聞いて、子どもたちは幸せになるために預けられるという考えがあることを知りました。また、母親は最後まで子どもを守ってあげたいと考えている人がたくさんいることにも感動しました。他国に比べ、特別養子縁組の割合がまだ少ない日本ですが、その背景には日本人の特別養子縁組に対する知識の少なさや特有の偏見などがあると私は考えました。私自身も今回の講演会が「こうのとりのゆりかご」や特別養子縁組について知るきっかけになりました。今後、私に何ができるのかをしっかりと気づき、考え、そして行動に移していける人になりたいです。

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